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w3m のメニューについて
                                                   (2002/11/27)  坂本 浩則
                                                   hsaka@mth.biglobe.ne.jp

[1] キー操作

  ・一般的なもの

    HELP, INS キー             : メニューの立ち上げ
    HELP, INS キー, C-c,       : メニューの消去
    RET(C-m, C-j), SPC, →キー : 選択
    BS(C-h), DEL(C-?), ←キー  : 戻る
    C-n, j, ↓キー             : 下の項目へ
    C-p, k, ↑キー             : 上の項目へ
    J                          : 項目を上にスクロール
    K                          : 項目を下にスクロール
    C-a                        : 先頭の項目へ
    C-e                        : 最後の項目へ
    C-f, C-v                   : 次ページの項目へ
    C-b, M-v                   : 前ページの項目へ
    C-s, /                     : 項目を下に向かって検索
    C-r, ?                     : 項目を上に向かって検索
    n                          : 次の項目を検索
    N                          : 前の項目を検索
    C-z                        : サスペンド

    # INS は通常 ^[[2~ ですが ^[[L(コンソール), ^[[E(PocketBSD) にも
      バインドしてあります。

    MenuKeymap, MenuEscKeymap, MenuEscBKeymap, MenuEscDKeymap (menu.c)
    で定義

  ・個別のメニュー用

    MenuItem 構造体 (menu.h) の char *keys に設定(複数可能)
    上記のキー操作に上書きされます。

[2] マウス

    ボタン3 : メニューの立ち上げ

   立ち上げ後

    ボタン1/3 (項目)         : 選択
        ″      (枠,MENU_NOP)  : 何もしない
        ″      (枠外)         : 戻る(メニューの消去)
        ″      ( : )          : 次ページまたは前ページの項目へ
                                 (長いメニューの場合)
        ″      (ドラッグ)     : スクロール

[3] メニューのカスタマイズ

   ~/.w3m/menu にメニューを定義できます。
   メニューは、

     menu MENU_ID
      項目
        :
     end

   として設定します。各項目には、

     func  LABEL FUNCTION KEYS [DATA]   コマンド実行
     popup LABEL MENU_ID  KEYS          サブメニュー立ち上げ
     nop   LABEL                        何もしない(セパレータやタイトル)

   を設定可能です。
   例は menu.default や menu.submenu を見てください。
   設定できるコマンド(FUNCTION)は README.func を見てください。
   MENU_ID として "Main" はメインメニューに、"Select" はバッファ選択
   メニューに、"SelectTab" はタブ選択メニューに予約されています。
   KEYS はバインドするキーで複数指定可能です。
   DATA が設定されていればコマンド(FUNCTION)の引数として使われます。

[4] 開発について

   メニュールーチンの例は mainMenu(), optionMenu() を見れば分かると思います。
   このルーチンと以下の MenuItem 構造体を定義すれば、ほとんどのメニューは、
   設定できると思います。

   MenuItem 構造体 (menu.h)

    struct {
        int  type;              /* タイプ */
        char *label;            /* ラベル */
        int  *variable;         /* VALUE_MENU の場合に設定する変数 */
        int  value;             /* VALUE_MENU の場合に設定する値 */
        void (*func)();         /* 選択された時に実行する関数 */
        struct _Menu *popup;    /* サブメニュー */
        char *keys;             /* バインドするキー(複数可能) */
    } MenuItem;
 
   タイプ type は以下のものが使用できます。

     MENU_NOP   (1) : なにもしない。選択もできない。
                      (タイトルやセパレータ用)
     MENU_FUNC  (2) : 関数を実行
     MENU_VALUE (4) : 変数(*variable)に値(value)を設定
     MENU_POPUP (8) : サブメニューを立ち上げる

     MENU_FUNC と MENU_VALUE は (MENU_FUNC | MENU_VALUE) と
     設定することで両方の動作をします。(変数設定が先です)

   設定例は、MainMenuItem (menu.c) や new_option_menu() を見てください。

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